今や漫画も多種多様
漫画雑誌も増えましたし
少年誌、青年誌だけでなく少女漫画でも
魅力的な作品が多く
仕事の合間に読むスタンスでは
全てを網羅することは出来ません
きっと私の知らない素晴らしい作品がいっぱいあるんだろうなとは思いますが
まずは私の知る素晴らしい作品を紹介していこうと思います
過去記事はこちら
https://www.pekepeke.net/%e5%83%95%e3%81%ae%e5%a5%bd%e3%81%8d%e3%81%aa%e6%b
今回はマージナル・オペレーションという作品を取り上げたいと思います
マージナル・オペレーション
原作は芝村裕吏さんの書いた同名の小説です
漫画はキムラダイスケさん作画です
月刊アフタヌーンに連載されていて
先日、めでたく完結しました(全16巻)
いわゆるミリタリー系の要素の強い作品ですが
登場するキャラクターの個性や心理戦めいた会話など
キャラクター愛で引き込まれ
毎号、楽しみにしてました。
こんなおはなし
勤めていた会社が突然の倒産
失業し追い詰められた主人公新田良太が
偶然ネットでみつけた民間軍事会社『自由戦士社』
奇妙な採用試験をパスして配属されたタジキスタンの基地で
研修期間が始まる
元々凄腕のオンラインゲーマーだったアラタは
オペレート業務で才能を開花させるが
戦術シュミレーションゲームのような
オペレーションの研修をしていく中で
実は自分は実際の戦闘の指揮を執っていて
撃破数のぶんの人の命が失われている事実を知り
一度メンタル崩壊しそうになってます。
一時的に逃避するが、ギリギリのところで踏みとどまり
研修を乗り切り、オペレーターとして赴任地に送られるhttps://yahoo.jp/Ghgt2m
キャンプモリソンにて
途中、知り合った(なつかれた)エルフ耳でオタク文化大好きなソフィーとともに
赴任地キャンプモリソンへ。
現場では、歴戦の風格を持つ上司ランソンに迎えられ
オペレーションの仕事が始まる。
そこでは、近隣の村から召集された少年兵が
囮や弾除使われけに使われ、死傷者が続出することが当たり前の日常。
そんな中、
元米軍の熟練兵オマルと少年兵たちの偵察隊が
壊滅的な窮地に陥ったところで
交代要員として代わったアラタ。
アラタのオペレートで見事にチームの窮地を救い、
以後、少年兵から『イヌワシ』と呼ばれ、慕われる。
少年兵の死傷を減らすべく哨戒プランを練ったり
待遇改善を具申したり
近隣の村へ友誼をはかりに出向いたり
日本人としては至極まっとうな行動を重ね
周囲や子供たちの信頼を勝ち取っていくアラタ
キャンプモリソンは反政府組織による襲撃を受けて陥落し
難を逃れたアラタとオマルと麾下の少年兵たちは拘束されるが
反政府組織からオペレートの腕を買われたアラタは
作戦を提案、完遂させて自由の身となる
子供たちを率いてアジア近隣を回り、いくつかのミッションを成功に導くことで
『子供使い』という異名とともに業界内で知られる事となる
コモンセンス
ざっくりとこんな感じでストーリーが進んでいくのですが
作中、反政府組織(近隣の村の族長)との会話の中で
コモンセンス(常識、良識)という言葉が出ます
アラタの持つ、日本人としては至極当然の良識(コモンセンス)が
他民族によって評価される場面が出てくるのですが
やはりとても誇らしく思えました
主人公のアラタは
神がかったオペレーション能力に目が行きがちですが
実はこのコモンセンスのある言動や行動が
周りを取り巻く人々やクライアント
オマルや部隊内の子供たちまで魅了して
やまないのだと思います
世界の影の部分
日本、タイ、ミャンマーなど
『子供使い』としてアジア各地を渡り歩きます
貧困、格差、人身売買、国境紛争など
各国が抱える影の測面が垣間見えます
悲しい事故や別れもあります
それでも、子供たちに銃を置かせる為にあがくアラタのもとに
人が集まり、善意と笑顔が少しずつ増えていきます
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最後に
とにかく目が離せない楽しみな作品だっただけに
完結はちょっと寂しかったです
ですが、とても良いかたちでのエンディングだったので
皆様にもぜひ読んで頂きたい作品です!
以上、僕の好きな漫画のはなし5でした
最後までお読みいただきありがとうございます!!
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